木漏れ日和

日常のことや読書・映画を中心に

赤と白とロイヤルブルー

年始にイギリス皇太子と記者の恋に狂っていた私ですが、次はイギリスの王子とアメリカの大統領の息子の恋に狂っていました。

 

『赤と白とロイヤルブルー』の話です。(ケイシー・マクイストン著、二見書房出版)

女性初のアメリカ大統領の息子アレックスと英国の王子であるヘンリーとのラブストーリーを描いた本作は、既に映画化も決まっているそう。

 

出会いは最悪、大嫌いなアイツ、でも何故か気になっちゃうの…という一昔前の少女漫画を王道でいくような展開ですが、母親の二期目の大統領選が絡んだり、ジェンダーアイデンティティに悩む等身大の若者の姿が描かれたりと読み応えがあります。

 

そして何より二人のやり取りが可愛い!毎日怒涛のようにSNSでやり取りするのが日課なのですが、相手への抑えられない気持ちが溢れ出ていて、読んでいるこっちも(忘却した)ときめきを思い出しました。

 

『ロイヤル・シークレット』は大人の秘めた恋でしたが、こちらの『赤と白とロイヤルブルー』は初めての恋に全力疾走のティーンですので、全体的に熱量がすごい(笑)

 

『ロイヤル〜』が香り高いアールグレイにブランデーを垂らした紅茶だとすると、『赤と白と〜』はチョコレートアイスにバニラ、ピーカンナッツとクッキーを重ねてホイップクリームを盛り盛り、とどめに熱いチョコソースをたっぷりかけたチョコレートファッジパフェ。

 

何を言っているのか分からなくなりましたが、それだけ展開が盛り沢山だということです。読了後は必ずハッピーな気持ちになれる、『赤と白とロイヤルブルー』是非読んでみて下さい。