『ねこはるすばん』町田尚子
猫を飼っている人ならば、人間が居ない間、飼い猫がどんな風に過ごしているのか気になるのではないでしょうか。
昼寝?窓辺で日向ぼっこ?いいえ、大人しく留守番してるだけだと思ったら大間違い。
ねこが秘密の入り口をくぐって向かう先は…
とにかく主人公の茶トラの猫が可愛い絵本です。表情豊かな大きな顔。ふてぶてしいような、どっしりとした面構えと言ったら良いのでしょうか。毛がボワッと膨らんだような、こんな猫いるいる!とページをめくる度に思わず笑ってしまいます。
彼(かな?)は猫の世界で一日を大満喫。床屋で身だしなみを整え、回転寿司でお昼を食べ、バッティングセンターで腹ごなし。そして締めは銭湯でまったり。
最初と最後の部屋の様子の違いにも注目です。ねこは一体、何をしていたの?
個人的にはラストのページに心を射抜かれてしまいました。
リンク