木漏れ日和

日常のことや読書・映画を中心に

複業と副業の違い 自分らしく働くパラレルキャリアのつくり方

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人生百年時代と言われる今、一つの会社に定年まで在籍する生き方は不安定だと言われています。

私は地方の小さな会社の事務員をしているのですが、このまま何十年と同じ働き方をする未来がどうしても見えず、30代も半ばになって(遅い)ようやくこれからの働き方を考え始めた次第です。

そんな時、何かの参考になるかなと思いこの本を手に取りました。

 

 
著者の経歴 (著者プロフィールより)
 三原菜央 著
・大学卒業後に専門学校・大学の教員として8年間勤務した後、不動産の広報PRを経て、Webのプロモーション会社に転職。
・営業、オウンドメディアの編集長を経て、兼業可能な大手事業会社の社外広報になる。
・2016年9月より「複業」を開始し、5枚の名刺を持つパラレルワーカーとして活動中。
 
 

 

 

複業と副業の違い

 

働き方改革が推進される中、副業という言葉はよく耳にしますが、複業は余り聞き慣れませんよね。この本の中で複業と副業の違いはこう書かれています。

 

「副業」と「複業」の大きな違いは目的です。副業の目的は副収入を得ることですが、複業の目的は、どれだけ時代が変化しても「代わりのきかない人材」になるための、自分らしい働き方の実現です。

 

要は時間を切り売りしてバイト等をして副収入を得るのが副業、収入を得ることも大事だけれど、どちらかと言えば自己実現のために働くのが複業ですね。

 

では、実際に複業(パラレルキャリア)を始める際に何から取り組めば良いのでしょうか。

 

パラレルキャリアの始め方

 

・複業を始めるときに、まず大切なのは、なぜ複業を始めたいのか、ゴール=目的を明確にすること。

・「WILL(やりたいこと)」と「CAN(できること)」を整理する。そして、「WILL」「CAN」の重なるものから複業を始めてみる。

・3つのキーワードで「100万人中の1位」を目指す。(ここでは省略しますが、つまり100人中の1位になる強みを3つ掛け合わせることで、100万人中の1位になるという考え方)

 

 キーワードを3つに絞る、これになるほどなと思いました。

自分が得意なこと、わくわくできるキーワードを決めると情報収集の質が変わり、行動が変わるというのです。確かにキーワードを定めてアンテナを張っていると、気になる情報が自然と耳に入るようになり、自分でも発信したいという気持ちになりますよね。

 

本書は他にもパラレルキャリアを始めるに当たっての縁の作り方、 複業を成功に導く「時間」「頭」「お金」の使い方にも言及しています。

更にパラレルワーカー22名の方の実践例を紹介しています。

 

パラレルワーカーの実践例

 

・(本業)小学校教師(複業)学びの場づくりの提供

・(本業)IT企業広報(複業)間借りカフェ経営

・(本業)Webサイト制作(複業)仲人士 

・(本業)耳鼻咽喉科事務局長(複業)ピアニスト  

等、パラレルワークに挑戦している様々な職業の方が紹介されています。

 

私はとにかく何か発信してみようかな、と思い去年の11月からブログを始めました。

今はまだ何も見えてこない暗中模索の状態ですが、ブログをやることが転機になればと思っています。

 

働き方について悩まれている方、何かヒントを見つけたい方にお勧めの本です。